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建築のユニバーサルデザイン
 
梅沢良三(梅沢建築構造研究所)
 
ユニバーサルデザインと住宅シェルター論
 
住宅に求められる基本的性能は、1.防水性能、2.断熱性能、3.遮音性能、4.耐久性能、5.安全性能の5つである。この5つの性能を満たしながら、機能性・意匠性の付加価値を加え、経済的に造るのが一般的住宅の造り方だ。
 しかしながら、現在の住宅には大きく3つの問題がある。1つは、住宅の造られ方である。住宅はまず構造があり、それに部位に応じた仕上げ材を取り付ける事で出来ている。床、天井、内壁、外壁、屋根とそれぞれ違う仕上げ材料が取り付き、別々の材料の接合部分に特殊なディテールが発生し、複雑で建設を困難かつ長期化させている。特に規模の小さな住宅では、多職種少生産のデメリットが顕著になり、投資額に比較すると粗末で高いものになっている。その結果、現代住宅建築は、構造はリッチだが仕上げはプアーな状況が一般化している。
 2つ目は、住宅の耐久性である。最も一般的な木造住宅の寿命は30年から40年がせいぜいだ。木材の劣化による耐震性能の低下と、粗末な仕上げが災いし、修繕費がかさむためだ。この耐久性能では現代日本人の平均寿命の半分でしかなく、建物を子孫に残すどころか、人生に2度の建替えが必要になる。
 3つ目は、住宅のユニバーサルスペースの問題だ。一家の生活は、親と同居、死別、子供の成長、結婚・・・と10年単位で変化する。住宅の構造はこの変化に対応できなければならない。
このような観点から住宅を考えると、少なくとも100年程度の耐久性をもち、内部の間取りが自由に変更できる構造になっていることが望ましい。「形態は機能に従う」の道理によれば、住宅の設計は間取りから始め、その結果外観を決めるが、これは間違いである。住宅は機能が変わる事を前提に、内部空間に一切の構造を排除した、その敷地を最大限に生かすシェルター(外殻・覆い)として設計すべきだ。
 
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